こんなのを見つけたので、長いけど読んでみた。
(以下引用)
日本を救うユダヤの秘密
「エルサレムが滅びたのは、「教育」が悪かったからである」
(ユダヤの格言)
全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!
北野です。
ここ数回、クソマジメな話がつづいたので、少し軽いお話をしましょう。
最近、日本の読者さんからよく、「北野さん、日本はこのままではダメになります。日本を救う方法を教えてください」などという、大それた質問がきます。
私は、「テキトーでイイカゲンでしかもモスクワ在住の私が、日本を救う方法なんてわかるはずがないでしょう」と答えます。
すると、「イヤ外からの視点が必要なのですよ」。
というわけで、一つ個人的な意見を書かせていただきます。
▼成熟期は価値観が壊れる
国とか文明にもライフサイクルがあるという話をしています。
人間のように、生老病死のプロセスがあると。
普段は賃金水準でライフサイクルの話をするのですが、実は精神面の特徴もあるんですね。
それは「成熟期になると伝統的な価値観が壊れる」という特徴。
例えば欧州。
欧州が世界を植民地化していった時代は、キリスト教が非常に強かった。
ポルトガルとスペインが世界中でケンカして、ローマ法王に相談します。
するとローマ法王は、「スペインは世界の西半分を治め、ポルトガルは世界の東半分を治めなさい」といったのです。
それで、スペインは素直にアメリカ大陸に行き、ポルトガルはアジアに行きました。
(それがすばらしいという話ではありません。念のため)
今はどうですか?
ローマ法王が戦争に反対しても、誰も聞く耳持ちませんね。
それに欧州では、オリジナルキリスト教ではダメな同性愛婚も認めましょう。
麻薬も売春も合法化しましょう。
アメリカ。
アメリカも、もっとも強力だった時代は、国民の大部分が熱心なプロテスタントでした。
それが60年代、ヒッピーの出現で崩れます。
ヒッピーの大義名分は「ラブ アンド ピース」。
しかし、麻薬とフリーセックスが急速に広がり、キリスト教的価値観をぶちこわします。
世界的に成熟期・衰退期の国は伝統的な価値観が崩壊するという傾向があるのです。
昔栄えた国に行くとか、そういう国から来た人に会うと、いろいろと感じます。
エジプトに行ってピラミッドを見れば、「今のエジプト人には、これ作れないよね〜〜〜〜」と思ってしまう。
トルコにいくと、テレビで「EUに入りたい入りたい」といっている。
「ああ、トルコも昔は強力な帝国だったのにな〜」と思います。
モンゴルの人は本当に穏やか。
「ああ、この人たちの祖先が、ユーラシアの民を切り従えて世界帝国を作ったとは信じられない」と思ってしまいます。
他にも、ギリシャ・イタリア・スペイン・ポルトガル・オランダ・イギリス等々。
かつての繁栄を見る影もありません。
ある文明が衰退する理由は、主に戦争で敗北することと、財政が破綻すること。
しかし、「価値観が崩壊する」という現象もセットであるのです。
セットというか、価値観の崩壊が官僚腐敗や財政破綻につながっていくというべきでしょうか。
このように、ある国や文明の価値観は変転していくのですが、変化を逃れている人たちもいます。
それがユダヤ。
ユダヤ人というのは、2000年前と同じ考え方をしているのです。
▼ユダヤの秘密
日本人のユダヤ観は、大きく二つにわかれるでしょう。
1、ユダヤ陰謀論→ユダヤは世界支配を目指している
2、ユダヤ肯定論→ユダヤは金持ち。私もあやかりたい。
1にしても2にしても「ユダヤは優秀だ」という点では一致しています。
これは実際そうなのですね。
例えばビジネス分野では、
ロスチャイルド・ロイター・オッペンハイマー(デビアス社)・サミュエル(シェル石油)・シトロエン・デル(コンピュータ)・ソロス・アレン(マイクロソフト) 等々。
金儲けばかりではありません。
キリスト・マルクス・アインシュタイン・フロイト・キッシンジャー・ドラッカー・スピルバーグ 等々。
ユダヤ人は世界に1400万人しかいない。
でも、優秀な人材が多すぎませんか?ってことなのです。
ここで普通の人は、「ユダヤ人ってすごいよね〜」と思うか、「ユダヤは世界支配を狙っている!」と憤るか。
しかし私は、「なんでユダヤ人ってそんなすごいの?」と知りたくなっちゃうわけです。
しかも、私はユダヤ人の優秀さを身近に見れる場所にいました。
ソ連崩壊後、ゼロからスタートして数年で新興財閥になった人たちは、ほとんどユダヤ系だった。
例、
クレムリンのゴッドファーザー・ベレゾフスキー
ロシアのメディア王・グシンスキー
ユコスのホドロコフスキー
ロシア・イギリス一の大富豪アブラモービッチ等々。
そればかりではありません。
私の周りでも、ユダヤ人はドンドン出世し、ドンドン金持ちになっている。
「実はロシアに、めちゃくちゃたくさんユダヤ人住んでるんちゃいますの?」
そうでもありません。
ロシア1億4000万のうち、ユダヤ系は130万人ほど。
1%以下。最初「遺伝かな〜〜」と思ったのです。
ところが、「貧乏なユダヤの一群」に出会って考え方が変わりました。
私が出会った貧乏なユダヤ人とは、「インテリゲンツィヤ」といわれる知識人たち。
特に、反ソ連的な知識人。
彼らは、民主主義と自由を重んじる人びと。
全体主義国家ソ連崩壊を望んでいた層といえるでしょう。
ところが、崩壊後彼らは貧困に突き落とされ、浮上できなくなってしまいました。
「ユダヤの商才が遺伝なら、彼らの一群が貧乏なのはおかしい。これは遺伝以外の要素があるはずだ」と私は気がつきました。
調べてみると、ユダヤ人のラビが書いた本にこんな言葉がある。
「ユダヤ人はユダヤ人種に属しているというのも、誤りだ。人種学からいって、ユダヤ人という人種は存在しない。ユダヤ教を信じるものがユダヤ人となる」(ユダヤ5000年の教え)
な〜るほど。
厳密にいうと、「昔はユダヤ人という民族がいたけど、今はいない」ということでしょう。
昔アブラハムというおじさんがいました。
その子供はイサクといった。
イサクの子供はヤコブといいます。
ヤコブは天使とケンカして勝利し、「イスラエル」という称号を得ました。
その子孫がユダヤ人。
ちなみにアブラハムにはもう一人イシマエルという子供がいました。
で、イシマエルの子孫がアラブ人。
つまり、今のユダヤ・アラブ対立は、元を正せば兄弟げんかなのです。
さて、ユダヤの国は何度も侵略され、ユダヤ人は世界に散らばっていきます。
それで、世界で混血を繰り返し、1800年以上経った今、血統的にピュアなユダヤ人は残っていない。
そういえば、同じユダヤ人でもスピルバーグみたいな白人もいれば、元巨人の定岡選手みたいなユダヤ人もいます。
ユダヤの歴史に詳しい人は、「アシュケナジー」と「スファラディー」というはなしと聞いたことがあるでしょう。
「ユダヤ人には二つの種類がいる。アシュケナジーは元中央アジアにすんでいたインチキユダヤ人で、スファラディーが血統的なユダヤ人である」と。
これは、ちょっと単純化しすぎだと思います。
黒人のユダヤ人もいますからね。
▼力の源泉タルムード
ユダヤ人が血統的民族でないことがわかりました。
そして、ユダヤ人というのは、厳密にいうとユダヤ教徒のことだと。
ロシアにも「俺はユダヤ人だ!」といいながら、無神論だったりキリスト教の人もいます。
こういうのは、厳密にいうとユダヤ人でないということですね。
前述のユダヤ人インテリ集団も、「自由民主主義教」に改宗した「元ユダヤ人」といえるでしょう。
ということは、ユダヤ人が歴史の荒波を超えて世界でもっとも影響力のある民族でいつづける秘密は「ユダヤ教にある」となります。
ではユダヤ教とは何か、何を学ぶのか?
これは「旧約聖書」と「タルムード」。
旧約聖書は、ユダヤ人の歴史。
アダムとイブがいて、蛇にそそのかされて禁断の実を食べ、エデンの園から追い出されるっていう例のあれです。
タルムードは、「偉大な研究」という意味。
ここでは処世術を学びます。
結局、ユダヤの優秀さは、タルムードを学んでいるからという結論になります。
「三日タルムードにふれないものはユダヤ人ではない」(ユダヤの格言)
考えてみてください。
毎日毎日同じ本を読み続ける。
何かの出来事に遭遇したときは、本に書いてあるとおりにリアクションするでしょう?
例えば、ここに10人の人がいて、人種もさまざま。
でも、皆斎藤一人さんにあこがれていて、一人さんの本を毎日読み続けています。
10人が、転んだとしましょう。
でも足は折らなかった。
その時、普通の人なら、「いたたたた!今日はなんてついていないんだ!」と悲しみますね。
しかし、この10人は「いた!でも骨折しなくてツイてる!ツイてる!」といってよろこぶでしょう。
ユダヤ人とつきあったことがある人はわかると思いますが、彼らの考え方には驚くほど共通性があります。
その共通性は、「ユダヤ人は皆タルムードを学ぶ」ところから作られている。
学ぶというのは、つまり繰り返し繰り返しインプットするということ。
その考え方が当たり前になる(習慣化する)と、考え方と行動が一致してきます。
「知行合一」といいますね。
学んだごとく行動する。
ユダヤ人は皆、程度の差はあれタルムードの価値観に沿って行動する。
江戸時代、日本の武士は例外なく儒教を学んでいました。
それで、武士は皆同じような考え方をしていたでしょう。
本質は忠。
自分の殿様のためには命を捨てる。
それが江戸末期、「天皇のためには命を捨てる」となり、強力な「尊王攘夷運動」に発展していきました。
おかげさまで、日本は植民地化を免れた。
今の日本はどうですか?
精神的支柱が全然ないのです。
「子供にも思想の自由を」などとアホなことをいっている人が多いです。
試しに子供に選ばせてみましょう。
やり方は以下のとおり。
1、部屋に隠しカメラを取り付ける
2、「武士道」「論語」「週刊プレイボーイ」を見えるところに置く
3、子供(10歳)を一人にして、どの本を学ぶか自由に選ばせる
どうですか?
皆さんの子供は「武士道」を読みます?
まあ、私が子供の頃は、「武士道」と「論語」に飛びつき、プレイボーイには目もくれませんでしたが。
すいません。大ウソです。
私が10歳で同じシチュエーションであれば、間違いなくプレイボーイを読みます。
それで、最後に「武士道」をちょっと読む。
夕食の時には「今日武士道っていう新渡戸稲造さんの本読んで、めちゃくちゃ感動して・・・」などと話すでしょう。
子供が自由に暮らしていれば、この世から流れてくる情報によって人格を形成することになります。
この世に流れている情報が、ポジティブかネガティブか、ニュースを見ればすぐわかりますね。
ユダヤ人が文明の盛衰から逃れられているのは、自分たちの価値観と文化を守っているからでした。
「ユダヤ人が自分たちの文化にゆるぎない自信をもつところに、底力がある」
(ラビ・マービン・トケイヤー)
では、日本を救う方法は簡単ですね。
衰退期にある欧米のサルマネをやめ、日本の価値観と文化を復興させる。
ただ日本には、そういう本すらないので、まず作る必要があります。
そして、ユダヤ人がタルムードを毎日毎日学ぶように、子供達によい価値観を毎日毎日学ばせる。
「エルサレムが滅びたのは、「教育」が悪かったからである」
(ユダヤの格言)
日本が滅びなかったのは、「教育」がよかったからである
北野幸伯
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