チャイナでは「春節」が終わると大波乱が起る、1億人が抗議行動を起こすかもしれない…ということで、「2月危機」という言葉が囁かれましたが、そろそろ「春節」が終わる頃なんじゃないでしょうか?
そんな中、ネットの検閲が厳しくなっているそうで、
富坂聡さんが少し前にムーブにこんな記事を寄せてらしたので紹介します。
『言論の自由をめぐる攻防戦』
共産党中央宣伝部のリュウさんが定例記者会見で発した言葉が知識人の間で大きな話題となっている。
共産党の宣伝部長といえば、チャイナのすべてのメディアの総元締である。
チャイナでは民主化の問題、中でも言論の自由にかかわる問題とメディア規制は経済問題にも匹敵するような重要なものであるが、もの問題を見極める上でのキーパーソンのひとりがリュウ氏だ。
そのリュウ氏が会見を行った理由は中央宣伝部が行っているネット上での規制についてだった。
席上、リュウ氏はこの取り締まりで、アダルトサイトなど計1650件のサイトを強制的に閉鎖したことを発表し、その理由を3つ述べた。
その3つとは、閉鎖されたサイトがそれぞれあまりにエロで低俗で、そして反動(反社会的)だったからだったという。
続けて、リュウ氏はこう断じた、チャイナに言論の自由がないとの批判があるが、それは間違い。チャイナには現在5000万件のサイトがあり、約8000万
件のブログがある。この数字はともに世界一だ。そのうちたった1650件のサイトを閉鎖したと言っても、まだ沢山残っているじゃないか、と…
この発言を聞いたチャイナの知識人の多くは、宣伝部の感覚のずれに唖然とするほかなかったという。
言論の自由にかかわる問題とは規制対象となったサイトの数ではないからだ。
興味深いのはむしろこんな感覚を持ちながらも、チャイナが言論の自由を自らアピールしようとしていることだ。
つまり言論の自由を「価値」としている点でチャイナの知識人と宣伝部に少なくとも共通認識があるということなのだ。
宣伝部から見れば、十分に自由じゃないかとなり、逆からみれば一つでもつぶせば、それは侵害となる。
今年、言論の自由をめぐる攻防は、そのスピードで激化する要素をはらんでいる。
先月、公布された、08憲章が日本では注目されているが、裾野の広がりという点で、今当局がもっとも警戒しているのが「サンサイサイト」と呼ばれるものだ。
サンサイとは砦の意味だが、山賊とも訳され、現在ではコピー商品の問題で頻繁に出てくる言葉だ。
今、このサンサイサイトでは中央の権威をパロディーにして楽しむ遊びが大流行中なのだ。
CCTV(中央電視台)のまじめくさった番組を徹底的に揶揄するのだから、当局は面白いはずはない。
正面切っての挑戦ではないが、明らかに当局に挑んでいる。
共産党がこれをどう押さえるのかに注が集まっている。
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